兵庫県加古川市の和楽器専門店 アコヤ楽器
ブログ担当 三代目の安藤 剛です。
みなさんこんにちは。
全国邦楽器商工業組合連合会(以下、全邦連)では、
筝曲を学ぶ方にぜひ習得して欲しい曲』として50曲を選定し
皆様に活用して頂く事を目的に、
『全邦連がお薦めする筝曲100選』を企画しております。
現時点、まだ途中経過の段階ですがみなさまに少しでも知って
もらえれば筝曲界(邦楽界)のお役にたてるのではと思い...
当ブログから曲紹介等をさせていただこうと思いました。
集計は、向上企画委員会委員長・吉﨑楽器店さん
が集計されたものです。
(のちに正式発表がありましたら改めてお伝えいたします)
では、現時点の初級1位をまず紹介させていただきます。
曲 「六段の調べ」
楽譜 大日本家庭音楽会 発行
※楽譜は他にも発行されてます。
六段の調べは今から三百年以上も前に、八橋検校という人によって作曲されたものです。私達が伝統音楽として今日聞く筝曲は、この八橋検校から始まるもので、筝曲の祖とよばれています。この六段の調は、室町末期に現在の福岡県久留米市の善導寺の僧、賢順によって大成された筑紫箏にある輪舌(りんぜつ)を素材にして作曲されたものと伝えられています。単なる一地方の音楽に過ぎなかった筑紫箏に、近代性と高い音楽性を付与したのが八橋検校であり、「六段」の他「みだれ」「八段」等の器楽曲と十三曲の歌曲を作曲しています。その後隅山・生田・藤池・山田等の職業音楽家に弾き継がれ全国に拡まって今日にいたっていますが、特にこの六段の調べは易しいながらも、その気品に溢れる美しい旋律ゆえに古典の代表的名曲とされています。
筝曲は六段にはじまり六段に終わるという言葉があるくらい奥深い曲です。
兵庫県加古川市の和楽器専門店 アコヤ楽器
ブログ担当 三代目の安藤 剛です。
みなさまこんにちは。
全国邦楽器商工業組合連合会(以下、全邦連)が岡山行われました。
店主は理事を努めておりますが今回は私が変わりに出席しました。
昼からの総会に向け加古川から岡山市内まで車で下道をたらたら走り約3時間で到着。
全国から邦楽器業界の方が多く参加されてました。
一般の方へお伝えしやすいお話になると、
日本の伝統楽器「琴」で、東京オリンピックにおける「おもてなし」先取り企画。
空港に到着された海外の方へ「琴」の演奏で「おもてなし」しようということです。
全国各地で主に筝曲コンクールがあるので、コンクールに参加してもらうための告知など。
この6月にも熊本で筝曲コンクールがあり、当店のお客さまも出場されました。
【全邦連がお薦めする筝曲100選こちらからもアンケート募集いたしております。】
http://www.zenhouren.jp/enquete/index.php
箏をはじめられる方やご指導にあたる方にも非常にお役にたつと思います。
☆今後の邦楽界発展するためにもご協力お願いいします☆
当店でもこれからお客さまの協力をいただこうと思っております。
よろしくお願いいたします。
その後、和楽器講習会がありました。
琴の甲(表面)の傷直しなど。(琴柱を倒してしまったりとすると甲がへこんだりしますよね)
こういう技術を惜しみなく教えていただける職人は全邦連だからこそだと感じます。
懇親会で講習していただいた方が、「これからの邦楽界のためにも技術
を受け継いで欲しいと」いっていただき感謝しております。
来年度ある九州組合の方からもお誘いいただきました。
少しでも邦楽界発展のために普段から何か発信して行ける場に
して行きたく思っております。
全邦連のみなさま、大変お世話になりました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。